スピッツドラフト会議2023(前半)
ルール
・スピッツが発売したオリジナルアルバム17枚+
・曲の指名競争は、同じアルバム内から行われる。まずは、1stアルバム『スピッツ』
・NPB主催の一般的なドラフト会議では、
使用ツール
https://online-draft.vercel.
えんぴつ(参加者の氏名を書いている。抽選用)
参加者
1,むる猫BOY
…ブログの書き手。小学生の時からスピッツを聴き始め、
参加者の中で最もスピッツを聴いているはず。
好きなアルバムは『スピッツ』。
2, PIPPI CHANCE(ぴっぴ)
…サザンオールスターズとショパンを愛する女性。
スピッツも幼少期より聞いていたが、
参加者の中では「スピッツ初心者」に位置する。
好きなアルバムは『三日月ロック』。
3, S氏
…京大出身の頭脳明晰なスピッツ・ファン。
ロックに留まらず幅広く音楽をたしなみ、
表記
・アルバム名は『』、楽曲名は「」で記述した。
・楽曲情報は公式サイト(https://spitz-web.
スピッツドラフト会議 開演
(20:00~)
1st Album『スピッツ』
発売日:1991/03/25
収録曲
01. ニノウデの世界
02. 海とピンク
03. ビー玉
04. 五千光年の夢
05. 月に帰る
06. テレビ
07. タンポポ
08. 死神の岬へ
09. トンビ飛べなかった
10. 夏の魔物
11. うめぼし
12. ヒバリのこころ
■指名
むる猫BOY→テレビ
ぴっぴ→月に帰る
S氏→夏の魔物
ルールを基に始めたものの、
私(ムル猫BOY)の初指名は、「テレビ」。
この時点では、方針らしきものはほとんど確立していない。
ただ、全19曲の壮大なアルバムとなるため、
アルバムとしての聞かせどころをつくること、
スピッツ初心者、ぴっぴ氏は「月に帰る」を指名。周りから「
長いアルバムの中で、方向性を変えたり、起点となったり、
アルバムが物語性を獲得しうる、そんな気配が満ちている。
頭脳明晰なS氏は「夏の魔物」を指名。
非常に固い手。うら寂しさ、疾走感、
アルバム内の音楽的ピークをつくる起爆装置としても、
競合は無く、3人とも単独指名に成功。
この時点では、まだ方法論が全くない状態なので、皆頭に「?」
思えばこのころは平和だった。
2nd Album『名前をつけてやる』
発売日:1991/11/25
収録曲
01. ウサギのバイク
02. 日曜日
03. 名前をつけてやる
04. 鈴虫を飼う
05. ミーコとギター
06. プール
07. 胸に咲いた黄色い花
08. 待ちあわせ
09. あわ
10. 恋のうた
11. 魔女旅に出る
■指名
むる猫BOY→待ち合わせ
ぴっぴ→プール
S氏→魔女旅に出る
1曲目の指名が終わり、
私は「テレビ」のインパクトに負けないよう、
ぴっぴ氏はギター・ベース・ドラム・
S氏は藤井聡太竜王も大好きな、アルバムのラストを飾る『
3rd Album『惑星のかけら』
発売日:1992/09/26
収録曲
01. 惑星(ほし)のかけら
02. ハニーハニー
03. 僕の天使マリ
04. オーバードライブ
05. アパート
06. シュラフ
07. 白い炎
08. 波のり
09. 日なたの窓に憧れて
10. ローランダー、空へ
11. リコシェ号
■指名
むる猫BOY→惑星のかけら
ぴっぴ→ローランダー、空へ
S氏→僕の天使マリ
スピッツが一般的な知名度を獲得する前のいわゆる初期三部作の指
私は常々、本作収録の「アパート」をマイ・
蓋を開ければ誰も「アパート」を指名していない。
ぴっぴ氏は、およそ初心者とは思えない「ローランダー、空へ」
S氏はカントリー調の軽快な佳曲「僕の天使マリ」を指名し、
4th Album『Crispy!』
発売日:1993/09/26
収録曲
01. クリスピー
02. 夏が終わる
03. 裸のままで
04. 君が思い出になる前に
05. ドルフィン・ラヴ
06. 夢じゃない
07. 君だけを
08. タイムトラベラー
09. 多摩川
10. 黒い翼
■指名
むる猫BOY→夢じゃない→君だけを
ぴっぴ→夢じゃない
S氏→タイムトラベラー
スピッツがはじめて商業的な成功を意識したとされる4thアルバ
結果、えんぴつ転がし抽選により、ぴっぴ氏が獲得。
『夢じゃない』の重複は、
その話題と共に参加者全員が近々で聴いていた、
抽選に敗れた私は代替案として『君だけを』を指名。
5th Album『空の飛び方』
発売日:1994/09/21
収録曲
01. たまご
02. スパイダー
03. 空も飛べるはず(Album Version)
04. 迷子の兵隊
05. 恋は夕暮れ
06. 不死身のビーナス
07. ラズベリー
08. ヘチマの花
09. ベビーフェイス(Album Version)
10. 青い車(Album Version)
11. サンシャイン
■指名
むる猫BOY→迷子の兵隊→ヘチマの花
ぴっぴ→迷子の兵隊
S氏→たまご
連続で指名競合。えんぴつ抽選のうえ、またもや、ぴっぴ氏が『
氏曰く「迷子なのに、
この「迷子の兵隊」は自分の中では代えがたい曲で、
何となく、「テレビ」を初っ端に獲得し、
奇妙なロックが入れ替わり立ち代わり現れるアルバムにしようかな
迷った挙句、あえて対照的な寺本りえ子氏とのデュエット曲「
混沌の中で聞き手を安心させるオアシスのような時間をつくろうと
S氏は、独自路線的にミドル~
ぴっぴ氏のチョイスは、多岐にわたっていて、その上で過去・
6th Album『ハチミツ』
発売日:1995/09/20
収録曲
01. ハチミツ
02. 涙がキラリ☆
03. 歩き出せ、クローバー
04. ルナルナ
05. 愛のことば
06. トンガリ'95
07. あじさい通り
08. ロビンソン
09. Y
10. グラスホッパー
11. 君と暮らせたら
■指名
むる猫BOY→トンガリ'95
ぴっぴ→Y
S氏→愛のことば
二回抽選を外したむる猫BOYこと私は、本来の?
手帳に「奇妙 & Cool」なぞと書き込み、それを踏まえて「トンガリ'95」
ドイツ語でSpitzは”尖った”の意であり、「トンガリ'
ただ、もしも「迷子の兵隊」を獲得できていれば、「ロビンソン」
「迷子の兵隊」も「トンガリ'95」
ぴっぴ氏は、まるで夢の中にいるような幻想的なナンバー「Y」
なんだか囲い込みに近いものもある。S氏は、名曲「愛のことば」
この辺で、「単純に好きな楽曲を入れるのも大事だよね」
んで書いてて初めて知ったんですけど、3~6枚目は、
すごいペースだ。しかもどんどん楽曲の質が上がっている。
7th Album『インディゴ地平線』
発売日:1996/10/23
収録曲
01. 花泥棒
02. 初恋クレイジー
03. インディゴ地平線
04. 渚
05. ハヤテ
06. ナナヘの気持ち
07. 虹を越えて
08. バニーガール
09. ほうき星
10. マフラーマン
11. 夕陽が笑う、君も笑う
12. チェリー
■指名
むる猫BOY→マフラーマン
ぴっぴ→インディゴ地平線
S氏→バニーガール
ぴっぴ氏は、本アルバムを通して聴いたことがなく、
その限られた時間の中で、力強い静けさを持つタイトルナンバー「
S氏は、死をまとわせつつ疾走する「バニーガール」
ここで、「初恋クレイジー」など選んだらお里が知れるな、
私は、単独指名確実と思われる「マフラーマン」を指名。(
遠くに見える地平線からバイクで駆けつけてきたかのようなクレッ
8th Album『フェイクファー』
発売日:1998/03/25
収録曲
01. エトランゼ
02. センチメンタル
03. 冷たい頬
04. 運命の人(Album Version)
05. 仲良し
06. 楓
07. スーパーノヴァ
08. ただ春を待つ
09. 謝々!
10. ウィリー
11. スカーレット(Album Mix)
12. フェイクファー
■指名
むる猫BOY→エトランゼ
ぴっぴ→スーパーノヴァ
S氏→仲良し
ぴっぴ氏指名の「スーパーノヴァ」って、
それもあってチーム全体からSFチックな印象を受ける。
少し間違えると崩れる可能性もある。
S氏の指名は、
バーチャル・
溺れた先にどうなるのか、
9th Album『ハヤブサ』
収録曲
01. 今
02. 放浪カモメはどこまでも(album mix)
03. いろは
04. さらばユニヴァース
05. 甘い手
06. Holiday
07. 8823
08. 宇宙虫
09. ハートが帰らない
10. ホタル
11. メモリーズ・カスタム
12. 俺の赤い星
13. ジュテーム?
14. アカネ
■指名
むる猫BOY→8823
ぴっぴ→アカネ
S氏→ホタル
楽曲のマスタリング作業をアメリカで行った鋭利なサウンドが刺激
この単独指名はデカすぎる。ヘンテコ・ロックを集めていたが、
『空の飛び方』あたりに指名から、
ぴっぴ氏は、
S氏は、ぴっぴ氏お気に入りの「ホタル」に競合覚悟で特攻し、
このあたりで、チームの方向性が一気に明るみになる。
10th Album『三日月ロック』
発売日:2002/09/11
収録曲
01. 夜を駆ける
02. 水色の街
03. さわって・変わって
04. ミカンズのテーマ
05. ババロア
06. ローテク・ロマンティカ
07. ハネモノ
08. 海を見に行こう
09. エスカルゴ
10. 遥か(album mix)
11. ガーベラ
12. 旅の途中
13. けもの道
■指名
むる猫BOY→ババロア→ローテク・ロマンティカ
ぴっぴ→ババロア
S氏→さわって・変わって
このあたりで自分が思ったのは、「夜」とか「海」
アルバム全体のムードががらっと変わってしまうということ。
だから、「夜を駆ける」「海へ見に行こう」
あの「夜を駆ける」に誰もタッチしなかったのは、
だから私は珍しく打ち込みが使用され、無機質な印象も持つ「
色々と悩んだ末に、性格は違えど「ババロア」の同期(?)
こちらの方が、スケールは小さいけど、
S氏は、「さわって・変わって」を、被ることなく、
しかし、のちに判明するのですがこの曲をキー・
〜後半へ続く〜